COLUMN 実行委員長のコラム

誓い

投稿者:Masaomi Fuji実行委員長

ラグビーの価値を上げるために、ひとつの障壁となるのが「タダチケット」の存在です。最近では、それほどでもないのかもしれませんが、昔から観客動員するために多くの無料チケットが出回っていた実情があるようです。これにより観戦者側も無料チケットの存在を当たり前として捉える風習が出来上がり、なかなか価値が上がらない要因になっているようにも思います。もちろん、だからといって観客が少ないよりかは多い方が良いわけで多くの主催者の方々もこの壁と向き合われて苦悩されてきたように思います。また、子供たちには一つでも機会をという気持ちから機会の門戸を拡げてあげるのも考え方として共感をします。

 

しかし、RWC2019にそれでは戦えないとも私は考えます。まだ、詳細は解っておりませんがRWCのチケットは高いものは数万円。プレミアがつくものもあるくらい。予選のカードでも1万円くらいする恐れがあります。とにかく、本番ではタダチケットなど存在しないはずですし、してはいけないのです。

 

次に、選手たちの支援のためにもこの環境から脱することの必要性を感じます。選手たちは勿論プロ契約をしてはいるものの野球などと比べるとその環境は大きく違います。彼らの環境を変えることは未来の子供たちの環境を変えることにつながり今以上に多くが世界で活躍する未来を思い描くためにも興行収益構造を変えることが必須であると思います。

 

今回、この試合を企画運営するに当たり実行委員会内でもこの議論は勿論挙がりました。そして、一つの結論として、無料チケットの発券は行わないということにしています。

 

子供料金、ディスカウント、色々なことが想定をされますが、ラグビーの未来のために。しいては、このスポーツの持つ魅力がもたらす教育的革新。多くの夢見る子供たちのためにも価値を安く売るわけにはいかないと固く誓う次第です。

 

何卒、御理解のほど戴き私たちの活動への御支援御協力を頂ければ幸いです。宜しくお願い致します。

 

それはそうと、先日、KBCの社長様へ本事業の御支援を頂きたくお邪魔させて頂いた時のことです。開局から60年を迎えようとしているということで社長様が社史をお読みになったそうです。そこで、KBCが開局直後、初めてのスポーツ放送を行ったカードがラグビーの「カナダ代表VS八幡製鉄所チーム」だったそうです。歴史を感じます。

写真は、宗像で行われている世界ユースの模様です。ニュージーランドVS桐蔭?(だったと思いますが)興奮しました(^^♪

この記事が誰かに話したい内容でしたら
是非シェアしてください!